初秋

うっすらと 秋に酔うたここち
やがて
秋はふかみ
わたしは酔ひしれるだらう
ぐったりするくらい秋にからだをまかせよう

八木重吉 詩「初秋」

…酔うほど秋に魅せられていた重吉
哀しみも よろこびも 傷みを伴うほどに
秋を 心と身体で感じていたように思います