つまらないから 
あかるい陽のなかにたってなみだを 
ながしていた 

八木重吉 詩「涙」 


哀しみの詩人の心に思いを馳せる時
頬つたう熱いものは きっと浄化の涙… 
この眼で どこまで繊細なものが書けるのだろう と 
誰にも見せられぬ素の自分で 
ただただ 書きたかった
てのひらに収まる画面です