鉛とちょうちょ





鉛(なまり)のなかを
ちょうちょが とんでゆく

八木重吉 詩「鉛と ちょうちょ」



ある日 ある時
突如訪れた不運に
このようにシンクロすることが
あるのかと…
不思議な気さえします
けれど
ちょうちょは
ゆくのです
とんでゆく
とんでゆく