うら おもて


うらを見せ
おもてを見せて
散るもみじ

良寛 句

このうたが辞世の句となり
晩年 貞心尼と出会い恋をした良寛さんは
大切な人に看取られ 生涯を終えた
…とありました
寂しさと哀しみのなかにも
慈しみの愛に包まれた幸福感と
生ききった潔さが溢れているように 感じます

自分の不甲斐なさ 力無さと向き合いながらの
作品揮毫の日々が続きますが
「禍福は糾える縄の如し」
さまざまな出来事や体験を通し
また 貴重な時間を共有してくださる生徒さん方に支えられ
筆を持てることの喜びは まことにかけがえのないものです

ありがとうございます