貫ぬく 光


はじめに ひかりがありました
ひかりは 哀しかったのです

ひかりは
ありと あらゆるものを
つらぬいて ながれました
あらゆるものに 息を あたえました
にんげんのこころも
ひかりのなかに うまれました
いつまでも いつまでも
かなしかれと 祝福(いわわ)れながら

八木重吉 詩「貫ぬく 光」

パネル作品 50cm × 50cm
どんな形の表装にしようかと
長い間 温め続けてきた大切な詩です
命あること 生かしていただいていることは奇跡ですね
その心に悲しみや苦しみ広がることがあっても
ひかりで満たすことができるのも きっと自分自身
気取ることなく静かに沁み渡るこの高潔な詩に
私は 幾度も気づかされます

江南の予約席さんにおける個展も
残すところあとわずか 次回会場入りは最終日22日です
ありがとうございます