祈り


知覧特攻平和会館に
ある団体で訪れた年配の殿方から
どうしても胸に刺さって忘れられないうたがある
数人分を作品としていただきたい
とのご依頼を ひと昔以上前の個展の際に頂戴しました
写真は当時納めさせていただいた四点です

野畔の草
召し出されて
桜哉    原田大尉

…私が書いていいのか 書けるのか
甘っちょろい私は 苦しくて悲しくて
書くたびに胸が締めつけられ 紙面を汚していましたが
書き続けると ある時違う感覚に包まれたこと 思い出します
ご依頼いただいた皆様に
お応え出来たかどうかはわかりませんが
私にとってかけがえのない機縁であったことに
間違いはありません
終戦記念日の昨日
再びこのうたを思い祈りました

ありがとうございます